自分にとっては新しい分野の症例です。
メカニカルリンク動脈と自律神経のセミナーを受講して
まとめも終わり、自然な流れでテストできるように慣れたころでした。
30代の女性で全身のだるさ、首痛、肩こりが主訴で来院されました。
既に数回の施術を受けた女性は「実は癲癇の発作を月に2回くらい起す」
との相談を受けました。
既に自律神経をまとめていましたので、手技は理解している状況でした。
講師のエリックDoは「癲癇の発作に有効です」
とセミナーで説明が有りましたので私は
「では今までアプローチしていない構造に対して施術します」
とメカニカルリンクの概要を説明しながらリンクを施しました。
手順はリンクの流れにのって、
脊柱、胸郭、四肢、骨内力線、頭蓋、内臓
そして新しいユニットである動脈と自律神経系です。
幾つかの優位病変をみつけて抑制バランス。
そしてリコイル。
特に自律神経系にある病変は全てのブロックをリコイルしました。
エリックは「全ての病変に介入する」と述べていましたので
自律神経系のブロックに対しての施術です。
1月後に再来院された時には「今月は一度も発作は起きませんでした」
2月後の来院時も「発作はあれから起きていない」
とのこと。
女性はこの発作の為に10年以上は苦しんでいましたので
とても満足されている様子でした。
私も改めてメカニカルリンクのシステムの素晴らしさに
気付いた次第です。
来年の皮膚と末梢神経も楽しみです。