2011年01月23日

めまい

クライアントは30代の看護士さん。
昨年からたびたびめまいが起きたそうです。
一回目のめまいはお薬で落ち着いたそうですが二回目以降は
改善がみられず病院も3件回りましたが特に異常なしで
対処のしようがない状態でした。
特に頭部を前に倒すと天井が回るように感じ、
恐怖感さえあったとのこと。

オステオパシー的な検査を行いバランスをチェック。
頚椎と頭部から強い緊張の制限を感じとりました。
そこで
昨年のフィリップ・ドゥリュエル D.O講師のセミナーで
学んだ事が役立ちました。

著作権の関係もあるので詳しくは省きますが
セミナーの中でW・Gサザーランドの言葉
「硬膜は脊椎と頭蓋をガイドし保護し、保全し、制限をする」
と紹介があり
LCR脳性脊髄液の圧力
バイオエネルギー
についても講義がなされました。


また頭蓋内の膜の緊張のパターン、
縫合の圧縮の影響、
後頭骨と蝶形骨の病変、
頭蓋の変形と圧力についての脳への影響と対処
など多岐にわたって講義がありました。

上記に基づいてクライアントさんの体を開放していき、
頭蓋の圧力を除去、
膜に緊張をリリースして
側頭骨岩様部の骨内病変を開放。

全体で3回の施術で症状は消失しました。
オステオパシーでは解剖学を基に生理学の影響や
臨床上の特徴とアプローチが全て繋がっています。
だからこそ、この結果が望めるのです。

一般に見られる「揺らすことしか知らない」流派や
脊椎しか矯正できない
などでは対処が出来ない症状は沢山あります。

オステオパシーは勉強を重ねる事が必須であり
肝要だと感じずにはおれません。
今年もセミナーが目白押し、楽しみです。

posted by nakano at 16:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 症例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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