2011年02月23日

神経痛

今月の中旬にメカニカルリンク末梢神経の国際セミナー
講師ポール・ショフールDO
の5日間に参加しました。


講義はまず中枢神経、末梢神経、自律神経に分類。
神経の解剖と生理病理学
神経の構造
脊髄神経
神経病変タイプと進みました。

講義の中で、
動脈系を動かす交感神経系の神経。末梢神経と自律神経は互い
に影響する。
特に神経関係はオステオパシーで治療可能。
その原因は色々で神経病変の結果、起きるのは感覚神経の問題
で痛み、マヒ、運動神経に問題で感覚が無く、動かせない、
組織が溶ける萎縮などの症状。
神経が侵されると交感神経に影響し動脈、静脈に問題を起す。
などの詳しい説明がなされ神経系の概念について理解をする内容でした。

その他に神経系へのアクセス方法。
神経のテストと病変の見極め方で
脳神経を初め腕神経叢、腰神経叢、坐骨神経などの
様々な神経を学ぶことが出来ました。

今までどうしても取りきれない症状に対してもこの
神経が加わる事によって更にメカニカルリンクは精度が高まり
いり細かい細胞レベルまでのアクセスが可能になります。

臨床現場においても良い結果に確信を得ております。

まだ確定はしておりませんがメカニカルリンクは
次回から東京にての開催が予定されております。
ご興味のある方は是非受講してください。
あまりの触診の軽やかさと効果に驚かれることでしょう。

posted by nakano at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 症例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月23日

めまい

クライアントは30代の看護士さん。
昨年からたびたびめまいが起きたそうです。
一回目のめまいはお薬で落ち着いたそうですが二回目以降は
改善がみられず病院も3件回りましたが特に異常なしで
対処のしようがない状態でした。
特に頭部を前に倒すと天井が回るように感じ、
恐怖感さえあったとのこと。

オステオパシー的な検査を行いバランスをチェック。
頚椎と頭部から強い緊張の制限を感じとりました。
そこで
昨年のフィリップ・ドゥリュエル D.O講師のセミナーで
学んだ事が役立ちました。

著作権の関係もあるので詳しくは省きますが
セミナーの中でW・Gサザーランドの言葉
「硬膜は脊椎と頭蓋をガイドし保護し、保全し、制限をする」
と紹介があり
LCR脳性脊髄液の圧力
バイオエネルギー
についても講義がなされました。


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posted by nakano at 16:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 症例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月31日

年末年始

今年も たくさんの方々とのご縁を感謝いたします。
そして色々と気づきを頂きました。

一年間、本当にありがとうございましたm(_ _)m

年末年始のお休みは

12月30日(木)〜1月3日(月)までとなっております。
1月4日(火)より通常通りの営業となっておりますので、
よろしくお願い申し上げます。

皆さんも、良い年の瀬になることをお祈りしております。

また来年もよろしくお願いいたします。


中野整体院


posted by nakano at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 症例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月22日

オステオパシー小児科

長い間更新が出来なくてすいませんでした。
こまめにチェックしてた方にはお待たせいたしました。

11月にJOPA主催の国際セミナー
Philippe Druelle,DO 講師による
オステオパシー小児科の復習とまとめに時間を取られていました。
通常では新しい知識、知らない概念にワクワクしたり感心したり
といった感想なのですが、今回は感動のセミナーでした。

Druelle,DOの赤ちゃんへの接し方、身体障害のある子供
へのアプローチ、治療、解剖学的な注意点、発生学的な相違点
など非常に合理的にまとめられた内容で参加した先生方は
同様な感想をもたれた様子でした。

今までどの様な可能性があるのか?
受け入れる以外には他にないか?
などの疑問をお持ちの方も多々居られると思いますが、
その疑問や、可能性に対しての答えとなるセミナーでした。

てんかんを持つ子供、ダウン症児、自閉症、その他色んなケース
がありますが、赤ちゃん、子供は様々な可能性に満ちています。
もちろん大人に対しても同様です。
苦しんでいる状態の今よりも少しでも良くなる様になる可能性が
知識が伝統的なオステオパシーには秘められています。

Druelle,DOはセミナーの中でこの様に述べていました。
「とにかくトライトライトライ試す試す」

「逡巡して座して待つより前に進め」と言うことですね。
行動する者のみがその先を見れる、と私は感じました。


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posted by nakano at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月01日

てんかん(癲癇)の発作

久々に症例を報告します。
自分にとっては新しい分野の症例です。

メカニカルリンク動脈と自律神経のセミナーを受講して
まとめも終わり、自然な流れでテストできるように慣れたころでした。
30代の女性で全身のだるさ、首痛、肩こりが主訴で来院されました。
既に数回の施術を受けた女性は「実は癲癇の発作を月に2回くらい起す」
との相談を受けました。

既に自律神経をまとめていましたので、手技は理解している状況でした。
講師のエリックDoは「癲癇の発作に有効です」
とセミナーで説明が有りましたので私は
「では今までアプローチしていない構造に対して施術します」
とメカニカルリンクの概要を説明しながらリンクを施しました。
手順はリンクの流れにのって、
脊柱、胸郭、四肢、骨内力線、頭蓋、内臓
そして新しいユニットである動脈と自律神経系です。
幾つかの優位病変をみつけて抑制バランス。
そしてリコイル。

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posted by nakano at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 症例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする